#ちゃんももご飯

ごはんのこと、いろいろ

凍らせると美味しくなる不思議

春ですね。日々のあれこれを優先していたら、一文字も書かずに冬を越えてしまいました。
さっと振り返ったところ、お弁当のルーティンと常備菜については書き終わっていたようなので、今回は“下味冷凍肉”について掘り下げて書いてみます。


改めて説明すると、下味冷凍肉はその名の通り、味付けして冷凍保存した生肉のこと。お弁当のメインおかずとしてはもちろん、献立が思いつかない日の救世主にもなる優れモノです。
おすすめポイントは①調理が手軽 ②肉が柔らかくなる ③美味しい の3つ。

まずは、①調理が手軽。味付けが済んでいるので、自然解凍して焼くだけで手軽におかずが1品完成します。


②お肉が柔らかくなる。冷凍したお肉(特に脂身が少ない部位)はパサつきがちですが、調味料によってお肉の水分を保つことができるので、しっとりとした仕上がりに。冷めても硬くなりにくいので、お弁当にぴったりです。

さらに、常温で漬け込む場合よりも調味料の量が少なくて済むので、節約にもなります。


そして、③美味しい。バカみたいなポイントですが、シンプルに超美味しいです。

冷凍して細胞が壊れたお肉に調味料がじっくり染み込むので、15分程度漬けこんで焼いたお肉では出せない味わいに。


ラクで超美味しい下味冷凍肉、下ごしらえも手軽です。

保存袋に肉を入れる(一枚肉でも、お好みの大きさにカットした肉でもOK)
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調味料を全て加える(写真左は塩麹、右はタンドリー)
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袋の上からよく揉みこんで、袋の空気を抜き、お肉同士が重ならないよう平らにならす(凍ったまま欲しい分だけ取り出すためのコツです)
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あとは冷凍庫で寝かせておくだけ。

日持ちもするので、大容量パックのお肉を買ってきて、まとめて数種類仕込んでおくと便利です。


食べる時は、必要な量だけ冷凍庫から取り出して自然解凍。その後は、弱~中火のフライパンで焼くも良し、オーブントースターで8~10分焼くも良し。

生焼けの原因になるので、お肉が常温になるまで放っておきましょう。時間があれば、冷蔵庫解凍でもOK。

そして、味付けの種類は無限大

お肉の種類や調味料を1つ変えるだけでも、味の印象はガラッと変わります。下味冷凍に手を出してから2年近く経ちますが、未だに新しい発見もあって楽しいです。


いくつかおすすめの組み合わせも載せておきますが、分量はテキトーすぎるので、だいたい量が多い順に並べてみました。

きちんと量りたい場合はお手数ですがググってください。

【味噌】
味噌+醤油+酒+はちみつ(砂糖+みりんでもOK)+ごま油+おろし生姜
【ハーブ】
オリーブオイル+乾燥ハーブ(バジルなどお好みで)+塩+ブラックペッパー
ハニーマスタード
はちみつ+粒マスタード+醤油+オリーブオイル
【柚子胡椒ポン酢】
ポン酢+柚子胡椒+ごま油
【タンドリー】※手軽ではないけど、超美味しいので是非
ヨーグルト+ケチャップ+カレー粉+ソース+オリーブオイル+おろししょうが+おろしにんにく

他にも色々ありますが、キリがないのでこれくらいで。

牛肉は普段あまり買わないので保証できませんが、鶏肉か豚肉を漬ければ確実に美味しいです。一緒に玉ねぎや長ネギを切って入れておくのもおすすめ。


これらをベースとして、例えば、味噌漬けの調味料に“+コチュジャン&おろしにんにく”で韓国風の味付け、“+ピーナツバター”でピーナツバター味噌といったアレンジもできます。
ちなみに、色々入れるのが面倒な時は【焼き肉のタレ】が最強。一発で味が決まります。

 

お弁当にも、日々の食卓にも便利に使える下味冷凍肉。時間がある時に、騙されたと思って一回試してみてください。(ハマる人には)ハマります。

 

お弁当シリーズ、3記事書くのに結局半年かかりました。やば。(忘れてる時間が長すぎただけ)